青の瞳に映るのはーー
「うわっ!!」

男の悲鳴が聞こえた。

翼の手は、男の手を握っていた。
「許さねーからな、、美心に手を出したことーー」

ギリッーー。

「いててっ、離してくれよ‼」

強い力で握っていた手を離し、男の腹に蹴りをお見舞いした。


「青、早く連れてけ。
救急車は呼んだ」

翼がそう叫んだ時ーーーー、サイレンの音が、した。




「うそっ、雷…………なんでっ、そんな………っ「これが、お前の望んでいたことかよ。

最悪だな…………」



清水は、絶望した表情になっていた。
その清水に、更に追い討ちをかけるのは、翼。

「あんたさえ、居なければ雷は私のーーー」










「あるわけねーだろ、お前なんか………好きじゃねー」





雷………苦しく息を吐く雷は、未だに美心を抱き締めたままだ。










「雷くん、喋らないで‼ 
私…………っ、私…………ッ」







泣いてる美心に、雷が近づいた。
あ、と思うのも束の間ーーーー君が雷にキスをされていた。


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