青の瞳に映るのはーー
「「なんで!?」」

廉と真也が二人、獣の様に威嚇してる。


「廉くん………真也くんっ」


不安げに瞳を潤ましてる美心。


安心からか、ポロリ、と大きな瞳から溢す水滴。


「おいで、美心ちゃん」


廉が両手を、広げて促す。


どんなに来いと言っても行かなかった美心が、廉のとこに行ったことに………


少なからず、傷ついてるのは………雷だった。



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