青の瞳に映るのはーー
無論、俺も傷ついている。

美心が、俺から離れて………廉の側にいくなんて。

「美心…………なんで………っ」


落胆した雷が、床を見つめた。



「だって、ケンカやだぁ~怖いっ!!」

そりゃ、怖いだろう。

野郎の凄みに怯えない女子に、会ってみたいわ。

「本当、お前らな。

ヒートアップし過ぎだ。
揉めてると思えば、お前らかよ」


そう言い廉は、美心を抱き締めた。


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