青の瞳に映るのはーー
「じゃあ、雷と廉でどうぞ。

勝ち抜きね。最後の一人になれば勝ち。
分かった?」


これは美心を懸けた真剣勝負。

「私、どうしたらいいんだろう。

青くん……私今は、二人のこと怖くないよ」


「うん、どうしょうもないかも、今は…」

雷と廉の、真剣な眼差しは真っ直ぐジャンガに夢中になっていた。


「真也くんが連れ出してくれたから、私今泣いてない………」


ムカッ。

いけない気持ち。

真也に妬ける自分。

隣にいる君を、どうしょうもなくしたくなる。

それじゃいけないと、理性を保つ。


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