青の瞳に映るのはーー
「真也にも、雷にも…誰にもやらない。


美心はーーー俺のもんだ」



そして、俺は美心を見つめた。



「青くん…………っ」

困ってる。

君が困るのが分かってるのに、俺は君を見つめて離さない。


「青くん、見ないでっ」

か細い君の声が、すぐ近くで聞こえた。


赤い顔の美心。


見つめれば見つめるほど、君が顔を逸らす。

長い髪を指に絡ませて、君を見つめた。


「美心の髪は、本当綺麗だな」


美心の髪は、長くて柔らかくて……綺麗な金の色。

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