青の瞳に映るのはーー
あの時、自分の想いを伝えてキスをした。



美心には、雷がいる。
分かってるのに、手を伸ばしたすぐ側に………


君がいた。



「教室、行かなきゃ。


謝らなきゃっ」




俺は、一目散に向かう。

君がいる筈の、教室に。


だけど、教室にいたのは雷だった。



「美心、どこいんだよ!?」




「いや…………美心さんはまだ来てないです‼」


そんな訳ない。

美心は、先に来てる筈だ。


本礼が鳴り担任が入ってきた瞬間。


俺達は廊下を出た。


「何でだよ………謝りたかったのに。


どこいったんだよ」


気持ちばかり焦る。





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