青の瞳に映るのはーー
ーーーーーーーーーーー


*美心side*


私はバカだ。

雷くんからも、青くんからも逃げ出した。

「美心先輩、何してんの?
美心先輩も、サボり?」


私は声のする方を振り向いた。


「零くん…………」




「美心、泣いてるの?
どうしたの?誰だよ、誰に泣かされた?」


そんな真剣に見つめないで。。



だけど、彼には話せる気がしたの。


私は零くんに話した。

雷くんと付き合ってて、仲間の人に、キスされ告白されたこと。


「美心、モテモテだね」


そんなことない…………。


「キスした人って目黒先輩?」



え!!なんで、わかるの!?

テレパシー?


「やっぱりね。
あの人、かっこいいよね。

それに意外に強引で、キスも優しいそんな人。

だから、戸惑ってるんだよね」



全てが当たりすぎていて、拍子抜け。


私には、彼が神様に見えたよ。


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