青の瞳に映るのはーー
「何??」


低い脅すような声にも、この子は全く動じない。

それよか、外野が怯えた顔をする。

「俺らは、雷龍だ。しかも、美心の彼氏だ。
相手役になってやる‼」






「だから??



聞いてなかった?



雷龍だから、何??
美心の彼氏だから、何??

ここは学校!!


合同劇に、あたしに口出しすんな‼


行こう、美心、薫くん!!」



マジかーーー。


雷に楯突いた女、初めて見た。

だけどーー教室を出ていく女の子の手は、震えていた気がした。


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