青の瞳に映るのはーー
*廉side*
空き教室に、行けば見えたのは壁際に追い込まれた梓ちゃん。
「離してよ‼
あんたなんかに興味ない‼
触るな‼」
いや、意外に逞しいなってのが感想。
だけど、相手は男。
梓ちゃんより、数倍力はある。
両腕を簡単に捕らわれた梓ちゃん。
「やっ!!」
強気な梓ちゃんから、漏れる声。
そんな奴に聞かせるなよ。
ドアに手を伸ばすも、空かない。
「…………っ!!!」
勢い付けて、蹴り飛ばしたドア。
「え………?貴方、さっきの」
びっくりしてる梓ちゃんの、腕は掴まれたまま。
「おい、離せよ‼」
「ひっ!!いや、俺は別にーー。
なんも悪く………「はあ?悪くないって?
嫌がる女泣かしてなにもしてない?
笑わせるな。
消えろよ‼」
「す、すいませんでした!!!」
「きゃっ」
放られる様に突き放された、梓ちゃんを抱き締めた。
「大丈夫?」
梓ちゃんが、俺を見上げた。
「なんで、ここに………っ、なんであたしなんか、助けたの?
美心見たいに素直じゃないし、ツンツンしてるし、言いたいこと言っちゃうし……
可愛く………ないしっ」
ポロリ、と流れた涙。
思わず、クスリ、と笑った。
「なんで、笑うの?」
いや、可笑しくて。
つーか、なんて言うんだっけ?
こう言うの。
ああ。
「可愛くて、可愛くて……
俺には、梓ちゃんが可愛く思うよ‼」
サァ、と赤くなる梓ちゃんの見たことない表情に。
一瞬高鳴る胸。
「だ、誰にでも言ってる癖に!!」
バタンッ!!!
あ~あ、逃げちゃった。
空き教室に、行けば見えたのは壁際に追い込まれた梓ちゃん。
「離してよ‼
あんたなんかに興味ない‼
触るな‼」
いや、意外に逞しいなってのが感想。
だけど、相手は男。
梓ちゃんより、数倍力はある。
両腕を簡単に捕らわれた梓ちゃん。
「やっ!!」
強気な梓ちゃんから、漏れる声。
そんな奴に聞かせるなよ。
ドアに手を伸ばすも、空かない。
「…………っ!!!」
勢い付けて、蹴り飛ばしたドア。
「え………?貴方、さっきの」
びっくりしてる梓ちゃんの、腕は掴まれたまま。
「おい、離せよ‼」
「ひっ!!いや、俺は別にーー。
なんも悪く………「はあ?悪くないって?
嫌がる女泣かしてなにもしてない?
笑わせるな。
消えろよ‼」
「す、すいませんでした!!!」
「きゃっ」
放られる様に突き放された、梓ちゃんを抱き締めた。
「大丈夫?」
梓ちゃんが、俺を見上げた。
「なんで、ここに………っ、なんであたしなんか、助けたの?
美心見たいに素直じゃないし、ツンツンしてるし、言いたいこと言っちゃうし……
可愛く………ないしっ」
ポロリ、と流れた涙。
思わず、クスリ、と笑った。
「なんで、笑うの?」
いや、可笑しくて。
つーか、なんて言うんだっけ?
こう言うの。
ああ。
「可愛くて、可愛くて……
俺には、梓ちゃんが可愛く思うよ‼」
サァ、と赤くなる梓ちゃんの見たことない表情に。
一瞬高鳴る胸。
「だ、誰にでも言ってる癖に!!」
バタンッ!!!
あ~あ、逃げちゃった。