青の瞳に映るのはーー
「蓮池はなあ、信用にかけるんだよ。
絶対、さぼるよな」

「ちょっと、ひどいよ先生。
梓を守るのは俺がするよ‼
雷なんてダメダメ、それよかすぐ美心ちゃんとこいくよ‼」

うわ、信用ない………。

「いや、頼まれればやるけどな」


さっきと言ってること違うし。

「あたしは、橋爪は嫌だな。
怖いし」

おお、藤から怖いと言う単語が。

俺は先生を見つめた。

バチッ。
やべ、なんか目があったわ。

一瞬、逸らした俺。


「目黒、お前真面目だし基本的大人しいし……いいな、お前。

よし、藤についていてやれ」


……………やっぱり。


「藤がいいならいいけどーー」


「あたしは、別にいいけど。
お願いします……」


はあ?

あの藤が、素直に頼むとか怖いんだけど。

思わず見たら、少し体が震えていた。

何をそんなに怖がる? 


「青、手出すなよ」

廉が、俺にしか聞こえない声で呟いた。

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