先輩の彼女にしてもらいました
確かに桜と俺は付き合ってる時も別れている時もあまり、距離感が変わらないように見えるのかもしれない。

だけど、別れてからは一切そういう関係にはなっていない。

しかし、桜の俺に対する過干渉を岳が面白く思わないのは当然なわけで。。

どうしょう、この重い雰囲気をどう乗り切ろう。

一旦心を落ち着かせようとペットボトルの水をグビグビ飲む。

桜を見ると、全然気にしていない顔をして弁当を食べている。

さすが、女のほうがキモが座っている。

「あー、コホン、エヘン、ゴホン」

岳が、さっきよりもっとわざとらしく大きな咳払いをしてチラチラ俺の後ろを見て、眼くばせを送る。

ん?なんだ?

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