先輩の彼女にしてもらいました
{ヒナ}

すずな、陸上、もう本当にやらなくていいの?体型のせいでタイムが伸び悩んでたみたいだけど、すずななら、まだまだやれるよ。


{アキ}

そうだよ。まだ胸のこと気にしてるの?タイムを縮めるだけが陸上の素晴らしさじゃないんだし、もっかい私達と、一緒にやろうよ。

{ココロ}

でも、すずなの高校って、バスケは強豪校で有名だけど陸上は全くの無名じゃなかった?

{すずな}

私、ほんとに陸上はもう中学でやめたから。
今はもっと違う新しいことを見つけようと思ってるよ。

{アキ}

ふーん、その新しいことが、あの彼氏さんなんだね、すずな。
中学の頃は、陸上一筋で男子なんて見向きもしなかったのに。
でも、私、ああいう華やか過ぎる人は、すずなには、合わないような気がするけど。彼、凄くモテそうだし。ほんとにすずなが本命なのかな?


{ココロ}

アキ、やめなよー。

{アキ}

私はすずなの心配をしてるだけだから。


{すずな}


アキちゃん、心配いらないよ。先輩は凄くいい人だから。私は先輩を信じてるから。

{ヒナ}

キャーすずなったら、あっつーい。ラブラブじゃん。

{ココロ}

すずな、ほんとに恋しちゃってるんだね。


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