先輩の彼女にしてもらいました
早く逃げよう。それに彼女の教室の中からの視線をさっきからバシバシ感じていた。

俺とのことがあまり、知れ渡って彼女がなにかしらの被害を受けないとも限らないし。

それに、これじゃあバカップル丸出しだ。

廊下でイチャイチャしてるようにしか見えないだろう。

その時、俺たちの前を通り過ぎる1年に思い切りガンを飛ばされた。

そいつは、ポケットに手を突っ込んで歩いていて結構不良っぽいかんじのやつだった。

目つき悪いな、ミニ岳みたいなクソガキだな。

飛ばされたガンは、返すのが礼儀とばかりに俺もそいつを睨みつける。

そいつは教室に入るまでずっと視線をはずさなかった。いい度胸してやがる。

蒼井さんと同じクラスかよ、あんなのがいるんだ。

ますます心配じゃないか。

< 240 / 450 >

この作品をシェア

pagetop