先輩の彼女にしてもらいました
2分間のインターバルの間に周りの人達の話が聞こえてきた。
斜め前にジャージ姿の男子高校生らしき2人がいてつばさ先輩の話をしているように思えた。
「あの7番すげーうまいな。ウィンターカップでも、話題になってたやつだろ」
「橘つばさだよ。U15で一緒だったんだ。つばさは名門トップ高のH高の特待推薦蹴ってT高に行ったけど、ちょっと選手層が薄いチームだから、全国ではもたないかもしれないな」
「T高も悪くはないけどさー、なんでH高を蹴ったんだよ。バカじゃね、そいつ」
「付き合ってる女のためじゃなかったかな。遠距離になるからって。ほんと、甘いやつなんだよ」
2人のうちの1人は、先輩の知り合いなのかもしれない。随分、先輩について詳しい人のようだ。
だけど、2人のそんな会話を偶然聞いてしまい、私は急に暗い気持ちになってしまった。
斜め前にジャージ姿の男子高校生らしき2人がいてつばさ先輩の話をしているように思えた。
「あの7番すげーうまいな。ウィンターカップでも、話題になってたやつだろ」
「橘つばさだよ。U15で一緒だったんだ。つばさは名門トップ高のH高の特待推薦蹴ってT高に行ったけど、ちょっと選手層が薄いチームだから、全国ではもたないかもしれないな」
「T高も悪くはないけどさー、なんでH高を蹴ったんだよ。バカじゃね、そいつ」
「付き合ってる女のためじゃなかったかな。遠距離になるからって。ほんと、甘いやつなんだよ」
2人のうちの1人は、先輩の知り合いなのかもしれない。随分、先輩について詳しい人のようだ。
だけど、2人のそんな会話を偶然聞いてしまい、私は急に暗い気持ちになってしまった。