先輩の彼女にしてもらいました
先輩は、マンションて言ってたけれどうちは築35年の7階建の古い社宅で、エレベーターもかなり遅い。

ようやく下に降りていくと、先輩が社宅の街灯の下で待っていてくれた。

「せんぱーい」

嬉しくてニコニコしながら走り寄っていくと、トレー二ングウェア姿の先輩は周りをキョロキョロ見回してなにかを気にしているみたいだった。

「どうしたの?先輩?」

「あ、いや、誰かが見ていないかと思って」

「え?どうして?」

先輩は、答えるよりも先に私のパーカーの前のジッパーをあげて締めてくれた。

「あっ」

うわ、どうしょう、ノーブラだったのを急におもいだして恥ずかしくなる。

中は白いティシャツを着ていただけだったからもしかして、透けてたのかな。

先輩に一刻も早く会いたかったから身だしなみも気にせず走って出てきてしまった。

< 295 / 450 >

この作品をシェア

pagetop