先輩の彼女にしてもらいました
あ、先輩きたー。今日も素敵ー。

いつものように先輩が走って正門をくぐるのを、その裏の木に隠れてこっそり見ていた。

大きなスポーツバッグと通学鞄を肩にかけて走っている横顔が、すごくカッコイイ。

Tシャツに半パンの彼は、家が近所のようで練習着で毎日登校していた。

朝練が、終わってから制服に着替えるみたいだ。

今日は朝から暑くて、いくら家から近くても10分以上全速力で走ると、べっとり汗がついて気持ちわるいだろう。
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