先輩の彼女にしてもらいました

高校で、心機一転したかったのに、クラスメイトの成田くんから胸の大きさをからかわれて、悩んでいたこと。

そんな私が、先輩に出会えて、どんなに救われたかってこと。

先輩は、私のたった一つの光だってこと。

そして、そんな彼といつの日か対等になって、ちゃんと支えあえるような恋人になりたいってことも。

彼は私のまとまりのない話を穏やかに、うん、うんって相槌を打って聞いてくれた。

その優しい、「うん」って言葉ひとつひとつに私の心と体にある辛かった思い出の全てが、浄化されていくような気がした。

「先輩は、私の憧れです。だけどいつまでも憧れのままじゃいけないから、私も自分の足で立てるように強くなりたいです。いつか先輩を支えられるくらいに」