響くんとは付き合いません!!



「コラ、みちるっ!」

「ひゃあっ!」



後ろからいきなり両肩をぐっと掴まれたから、びっくりして変な声が出てしまった。

振り返ると、早瀬くんが眉をしかめて立っている。



「おは……おはようございます」



私を見おろす目が怖い。

なんだか不機嫌そうだな…?



「ちょっと来いっ」

「え……あ、ちょっ」



早瀬くんに右腕を掴まれ、むりやり立たされてしまった。

そしてそのまま引っ張られるようにして、教室の外へ連れ出された。



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