響くんとは付き合いません!!
響くんだって山岸くんのように、私のことを気持ち悪いっていうに決まってるもん。
そう思われるのがわかってるから、響くんとはあまり仲良くしたくないんだ。
ある程度の距離を保っていなきゃ。
本当はブサイクなんだって、いつかバレそうで怖い。
「満瑠ちゃん、今日の放課後はひま?私ともプリクラ撮ろうよ?」
「あ、ごめんね。今日は委員会の仕事があるから忙しいんだ」
今日の放課後は、図書室の貸出カウンターで受け付けの業務がある。
誰もやりたがらないからって自ら立候補した図書委員だけど、やっぱりめんどくさいなぁ。
「そっかぁ、残念。じゃあまた今度遊ぼうね?」
「うん、約束する」