響くんとは付き合いません!!



九折くんの表情から笑顔が消えた。

真剣な眼差しが私から離れない。



「いろいろ考えたんだけど……やっぱり九折くんとは付き合えない。ごめんなさい…」

「そっか。付き合うふりもダメだった?」

「うん…」



もう付き合うふりなんてする必要はない。

だって響くんは、私に話しかけてくることさえもなくなったのだから。



響くんにつきまとわれて困ることは、もうなくなった。


< 150 / 441 >

この作品をシェア

pagetop