響くんとは付き合いません!!
「動揺なんかしてないよ。響くんのことなんかなんとも思ってないんだし」
どうでもいい。
むしろ、響くんが私じゃない別の誰かを選ぶならそれでいい。
だけど、なぜだか胸が苦しくなる。
「そっかぁ。まぁ、響とラインするのは拒んでたのに…九折とはすんなりラインできてるもんね」
「……」
「それが満瑠の気持ちってことだもんね?」
「……うん。ごめんね、奈央ちゃん」
「別に責めてるわけじゃないよ。満瑠がそれでいいなら、私もいいと思うから」