響くんとは付き合いません!!
「なにー?」
響くんはここちゃんに抱きつかれても、まったく嫌がる素振りはない。
響くんとここちゃん、もしかしてよりを戻したのかな。
響くんはここちゃんとよりを戻すかどうか悩んでたんだもんね。
教室の隅で、響くんの腕をつかまえてはしゃぐここちゃんから目をそらし、机に顔を伏せた。
「満瑠、どうしたのー?なんか今日は授業中寝てばっかりだね?」
「あー……うん。なんかだるい…」
1時間目の授業も2時間目の授業も、机に顔を伏せたままだった。