響くんとは付き合いません!!
響くんとここちゃんを、視界に入れたくないから顔を伏せていたっていう理由の他にも。
起きた瞬間から重たかった身体が、時間を刻むたびにさらに重たくなっていくような感じで…。
伏せていた顔をぱっとあげると、奈央ちゃんがすかさず私の額に手をあてた。
「あー、やっぱり熱あるね。満瑠、保健室行こう」
「ん……平気だよ」
「なに言ってんの、かなり熱いよ」
「じゃあ……行こうかな…」
ちょっと首元が熱いなぁ、とは思っていたけど…。
この身体の重さが熱のせいだなんて気づかなかった。