響くんとは付き合いません!!
「あれっ、響くん?」
翌朝。
今朝も6時に起きて支度を済ませ、寮をでるとすぐのところに響くんの姿があった。
「よっ」
「ちょっ、風邪はもう大丈夫なんですか!?」
つい昨日まで、39度以上の高熱があったというのに…。
寮を出てすぐの、チューリップの花壇の前に立つ響くんは元気そう。
「うん。今朝測ったら平熱に戻ってたし、倦怠感とかももうねぇから」
「でも……一応病み上がりですからね。無理はしないようにしてくださいね」
「大丈夫だよ。1日でも早く満瑠に会いたかったんだよ、俺は」