響くんとは付き合いません!!
私と目が合うと、ニコッと笑いかけてくれる。
友達の輪からひとり外れると、私と響くんの元にやってきた。
「なになに〜?どしたの〜?」
「いや…響くんがね、ゲームセンターには行かない方がいいって」
「え〜?なんでよぉ?」
ここちゃんはむっと頬を膨らませ、不満げな眼差しを響くんに向ける。
響くんは不機嫌な視線を返すと、ここちゃんの額をピンッ、と指で弾いた。
「うるせぇ。お前には言わない」
「いったぁーいっ!なんなのよぉ、それっ!」
ここちゃんから顔を背けた響くんと、また目が合った。
「いいか?変な男についてったりしたらマジで怒るからな」
「……わ、わかりました…」