響くんとは付き合いません!!
「ああ見えてもね、響は響なりに葛藤してるんだよ。満瑠のことが好きだけど、でもこのまま好きでいるのは迷惑なんじゃないかって」
「そんな……。迷惑だなんてぜんぜん…」
知らなかった。
響くんがそんなことを思いながら、私に笑いかけてくれていたなんて。
「響も、これ以上満瑠に嫌われたくないって言ってたよ。だから距離を置くことを考えてるけど、でもやっぱり好きだからできないんだって」
「……」
「響も苦しんでるんだよ。いっそのこと、忘れられたら楽なのになって嘆いてたんだからね」