響くんとは付き合いません!!
「響くん……」
びっくりした。
今の話しの流れで、こんなことを言われるだなんてこれっぽっちも思っていなかったから。
てっきり、「俺はやっぱり心美が好きだ」って言うとばかり思ってた。
だから……嬉しい。
そばにいたいだなんて思ってもらえて。
涙が溢れそうになるくらい、嬉しかった。
「今日は俺と会ってくれて、ありがとな」
響くんの柔らかい笑顔に、また胸をズキュンと撃ち抜かれてしまった。
……だめだ。
私、やっぱり響くんのことが好き。
響くんのこと、友達として仲良くしようって思っていたけれど。
それがこんなにも難しいだなんて。
私も、
響くんのそばにいたい。