響くんとは付き合いません!!



「そっ……そういうのは、やめてくださいっ」



だから、ダメ。

早瀬くんに近づいてはダメ。



心がそんな警告を発してる。



「そういうのって?」

「校門で待つことですっ…」



目を丸々くさせている早瀬くんは、こんなことを言われるなんて思っていなかったのか?



まぁそうだろうな。

こんなこと言われたのって、ないだろうな。

たぶん私くらいだろう。



「あっ、ごめんごめん!校門が嫌だったんだな?じゃあ明日から女子寮の前まで行くわ」

「えぇーっ!?いやいや、そうじゃなくてね!」

「まぁそう遠慮すんなって。俺、好きな女にはすげぇ尽くすタイプだから」



ポ……ポジティブすぎる!



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