響くんとは付き合いません!!
「わかったわかった。じゃあテレビは消しとくよ」
「そうしてもらえると助かります…」
プツン、とテレビの画面が消えた。
テレビの明かりがなくなると、暗かった部屋が真っ暗になる。
「響くん、電気つけてよ。電気のリモコン持ってるでしょ?」
「いいんじゃね?暗いままでも」
「……はい?」
まだ22時をすぎたところで、これから寝ようって雰囲気でもないのに?
意味がわからない。
「だってさ、こっちのが雰囲気でるだろ?」
なんの?
あ、もしかして怖い話しでもするつもり!?
と聞き返すよりもはやく、ベッドに押し倒されてしまった。