響くんとは付き合いません!!
「え、ちょ……ひ、響くん!?な、なに?」
身体を起こす間もなく覆い被さられてしまい、ただただ驚いた顔で見つめ返す。
「なぁ……。満瑠のこと、もっと知りてぇんだけど」
「えっ……?」
もっと知りたい……?
一瞬、どういう意味だろうと考えた。
だけど私を見下ろす響くん眼差しに、熱がこもっていたから気づいてしまった。
それってつまり……キスより先のことをしたいってこと?
そういうことだよね…?
言葉の意味を理解した途端に、カッと身体が火照る。
なにも答えることができずにいると、響くんの顔がゆっくりと近づいてきて。
お互いの唇が触れた。