響くんとは付き合いません!!
「じゃあ、今日はやめとこうか」
「……いいの?」
「うん。満瑠の気持ちを大切にしたいから」
自分よりも私を優先してくれる響くんの優しさが嬉しい。
響くんのこと、好きになってよかったなって思った。
それと同時に、好きだからこそ、私も響くんの気持ちに応えてあげたいって。
「やっぱり……待って。私、がんばるから…」
「いいよ、無理すんな」
そう言って私の上から離れようとした響くんの背中に両手を回し、抱きついた。
「無理なんかしてないもん…。響くんのこと大好きだから、もっと深い関係になりたい」