響くんとは付き合いません!!
響くんに身を委ね、私は人生ではじめての経験をした。
「大丈夫か?痛くない?」
「んっ……だい、じょうぶっ…」
顔を両手で覆い隠してしまうほど、恥ずかしくて。
自分からこんな甘い声がでるのかと、驚いて。
聞いていたとおり、やっぱり痛くて…。
「本当に大丈夫?やっぱりやめとく?」
「ううんっ…!このままっ……大丈夫だからっ」
だけど、すごく幸せを感じた。
今まで生きてきた中でいちばんの、大きな大きな幸せ。
「響くんがはじめての人でよかったっ……」
「俺も……満瑠のはじめての男になれて嬉しいよ」
好き。
大好き。
何度も何度も言い合った。
1ヶ月会えなかった空白を埋めるように、しばらくの間離れなかった。