響くんとは付き合いません!!



「はは、冗談だよ冗談。それよりさっさと準備しよーぜ、夕方には帰らなくちゃいけねぇし時間がもったいない」

「あっ、そうだね!」



今日は、響くんにぐるっと家の周りを案内してあげることになっていたんだ。



「あ、そうそう。今日はアイプチなしにしてな」

「……はぁっ?」



アイプチなしだって…?

ってことはつまり、一重のブサイクな顔で外を歩けと?



「いいじゃん。だって地元だろ?満瑠のすっぴんを知ってるやつらしかいねぇじゃん」

「いやいや……。響くんに見られることが嫌だから」

「さっきからずっと見てるけど?アイプチとれて一重になってること、自分でわかんない?」

「え……!?」



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