響くんとは付き合いません!!



軽く触れては離れ、また吸いつくように触れる。

ついばむようなキスが、私の心臓の動きをはやくさせる。



「……ん。今日だけでいいから、アイプチはなしな?」

「だ、だけどっ……」

「そのまんまの満瑠ともデートしたいんだよ」

「……うん、じゃあ…わかった」



ここは地元だから、一重のまま歩くことにあまりに抵抗はないけど…。

だってこれまでずっと、一重のまま過ごしていたんだし。



響くんは恥ずかしくないのかなぁ。

めちゃくちゃかっこいいのに、彼女はめちゃくちゃブスだよねって。

道行く人に笑われちゃうよ。


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