響くんとは付き合いません!!
びっくりして振り返ると、私の背中を叩いた犯人はここちゃんだった。
ここちゃんも来てたのか。
ぜんぜん気がつかなかった。
「んも〜満瑠ちゃんってば、私にまったく気づいてくれないんだからぁっ。てか、響とデート中?」
「いや……デートというほどのことでは…」
ただ、ふたりで話してるだけだし。
甘い雰囲気でもない。
「そうだよデート中だよ。わかったら邪魔しにくんな」
「邪魔だなんて言い方は酷くない〜?バカ響!」
「おまっ……いてぇな!ペットボトルで肩を殴るのはやめろ!」