はつ恋の君をさがしてる
新しい生活
あいつが退院してから2日。
俺はいつもと変わらず病院内を忙しく歩き回っている。
あと30分でオペが始まる。
何度も経験のある慣れた症例の慣れた術式だが、余裕なんかない。
いつだって必死だし、そうであるべきだと思っている。
なのに……。
ふと時間が空くとあいつのことを考えてしまう。
何してんのかなぁ?とか、また熱出したりしてないかなぁ?とか……
俺……結構重症かも?
なんでこんなにあいつが気になるんだ?
「鈴加…。」
ついポツリと呟いたあいつの名前に自分で焦って周りを見回す。
幸い白い廊下には誰もいない。
俺は頭を振って切り替えるとオペ室に向かって足を早めた。
俺はいつもと変わらず病院内を忙しく歩き回っている。
あと30分でオペが始まる。
何度も経験のある慣れた症例の慣れた術式だが、余裕なんかない。
いつだって必死だし、そうであるべきだと思っている。
なのに……。
ふと時間が空くとあいつのことを考えてしまう。
何してんのかなぁ?とか、また熱出したりしてないかなぁ?とか……
俺……結構重症かも?
なんでこんなにあいつが気になるんだ?
「鈴加…。」
ついポツリと呟いたあいつの名前に自分で焦って周りを見回す。
幸い白い廊下には誰もいない。
俺は頭を振って切り替えるとオペ室に向かって足を早めた。