Clown • dance
「ふぅー。や〜と追いついた。」
「 い…いつの間に背後に⁉︎」
男は、驚愕の表情を浮かべた後、
自身の拳銃を構えた。
銀髪の男は
震えた手で拳銃を構える男を
冷たい目で見下ろした。
銀髪の男の凍てつくような視線に
恐怖を抱いた男は、
構えた拳銃で銀髪の男へと発砲した。
ー至近距離から放たれた弾丸は、
銀髪の男の体を貫通し、
銀髪の男は地面へと崩れ落ちる
…はずだった。
銀髪の男は
至近距離から放たれた弾丸を
難なく躱すと、
取り出した拳銃で、
男の右肩を打ち抜いた。
「ッッアアアァァ!!」
男は痛みのあまり肩を押さえ喚く。
「 駄目でしょ〜?
無防備な人(?)に発砲するなんて。
思わず撃っちゃったじゃん。
それと、
ひとのファミリアに手を出すのも
いただけないな。
…そうゆー人にはやっぱり
“ お仕置き ” が必要だと思うんだよなぁ〜。」
銀髪の男はそう言った後、
男へと銃口を向けた。
「嫌だッッ
し‥死にたくない‼︎ 助けてくれッ!
お、俺が悪かった!
もう二度と
お前たちのファミリアには
手を出さない‼︎
だから命だけは助けてくれ!」