恋人3ヶ月
「のんちゃん?着いたよー起きて!」
………あぁ、現実に戻って来た。
夢見るほどではないけど意識飛んでたのに。
「もう着いたんですか…。」
「もう着いちゃったよ 笑
ここのホテルの101号室ね!よろしく!」
「わかりました〜いってきます」
「いってらっしゃ〜い!」
自分の荷物を持って車を出る。
目の前に聳え立つホテル。
看板が白と黄色のライトでピカピカしてて、
ピンクの文字で“love hotel”…
もう既に、さっきまで乗っていた車はいない。
この仕事を始めて半年が経とうとしているけど、一向に慣れないし、むしろ精神的にも身体的にもきつい。
部屋に入るまでのこの時間、自分を慰めて勇気付け、毎回毎回覚悟を決めて動く。
「ーーーはぁ…、行くかぁ」
ほとんどため息にしかなってないような声で
自分の背中を押す。
フロントに部屋番を伝えて鍵を開けてもらい、
そのまま部屋に向かう。
憂鬱だ、憂鬱だ、憂鬱だ
辞めたい、辞めたい、辞めたい
お金さえあれば、こんな事しなくていいのに。
そんな感情しか持てず、ついに部屋のドアの前まできた。
コンコン
ノックをすると、すぐにドアに近づく足音が聞こえた。ドアが開いた。
「あ、どうぞ」
部屋に通され、そのままソファに座る。
向かいに座っている客の顔を見ると、
ニヤッと笑ってきて少し気持ち悪かった。
時間は60分を指定され、お金を受け取る。
60分も一緒かぁ、しんど…。
その60分間は、お父さんよりも歳上であろう男の人に全身を舐められて(もちろん顔も)、メイクはほとんど落ち、されるがままだった。
本当に気持ち悪くて、私には絶対に向いてない仕事。
向いてないのになんで半年も続けてるんだろう。
60分が過ぎ、放心状態のまま、
メイクもなおさずに送迎車に乗り込んだ。
………あぁ、現実に戻って来た。
夢見るほどではないけど意識飛んでたのに。
「もう着いたんですか…。」
「もう着いちゃったよ 笑
ここのホテルの101号室ね!よろしく!」
「わかりました〜いってきます」
「いってらっしゃ〜い!」
自分の荷物を持って車を出る。
目の前に聳え立つホテル。
看板が白と黄色のライトでピカピカしてて、
ピンクの文字で“love hotel”…
もう既に、さっきまで乗っていた車はいない。
この仕事を始めて半年が経とうとしているけど、一向に慣れないし、むしろ精神的にも身体的にもきつい。
部屋に入るまでのこの時間、自分を慰めて勇気付け、毎回毎回覚悟を決めて動く。
「ーーーはぁ…、行くかぁ」
ほとんどため息にしかなってないような声で
自分の背中を押す。
フロントに部屋番を伝えて鍵を開けてもらい、
そのまま部屋に向かう。
憂鬱だ、憂鬱だ、憂鬱だ
辞めたい、辞めたい、辞めたい
お金さえあれば、こんな事しなくていいのに。
そんな感情しか持てず、ついに部屋のドアの前まできた。
コンコン
ノックをすると、すぐにドアに近づく足音が聞こえた。ドアが開いた。
「あ、どうぞ」
部屋に通され、そのままソファに座る。
向かいに座っている客の顔を見ると、
ニヤッと笑ってきて少し気持ち悪かった。
時間は60分を指定され、お金を受け取る。
60分も一緒かぁ、しんど…。
その60分間は、お父さんよりも歳上であろう男の人に全身を舐められて(もちろん顔も)、メイクはほとんど落ち、されるがままだった。
本当に気持ち悪くて、私には絶対に向いてない仕事。
向いてないのになんで半年も続けてるんだろう。
60分が過ぎ、放心状態のまま、
メイクもなおさずに送迎車に乗り込んだ。