眩しさの中、最初で最後の恋をした。

地上に出れば、そこは異国の雰囲気の色が溢れた空間に美味しそうな匂いが漂っている。
露店には中華まんやゴマ団子に甘栗などの食べ物が並び
お土産屋さんもちらほら見かける。

ふたりで人混みの中をあちこち見ながら歩く。
繋いだ手はしっかりそのままに、そして調べてクチコミの良かった中華食べ放題のお店にたどり着いた。
お昼少し前のお店は少し人が並んでいるので、私達もその列に並ぶ。

「すごく美味しそうな匂いがするね」
「そうだな、クチコミ見てきて正解だな」

待つ間は次にどこに行こうかこの辺りを調べているうちに順番になり、お店に入る。

食べ放題でリーズナブルな価格だけれど味は本格的で美味しいというネットのクチコミ通り。
エビチリも麻婆豆腐も油淋鶏も美味しいし、揚げパンも、ゴマ団子も杏仁豆腐も美味しい。
デザートも食事も美味しくて、色んなものを少しずつ沢山食べた。

要くんが取ってきてくれたのから少しづつ貰って食べて、要くんはそれを全部食べていく。
男の子の食事量ってやっぱりすごくて、要くん結構な量をとても美味しそうに食べていた。

私もゴマ団子はおかわりしてしまった。
ゴマの風味と餡子が絶妙で気に入ってしまったのだ。

お昼を満足いくまで食べたあとは、中華街をブラブラと歩きお店を見てみたりしながら元町の方へと足を向ける。





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