保健室にて
中学までは勉強の仕方がなんとなくわかっていた。
それなりに成績が良かったので私立の有名進学校に進学した。
そこからだ。苦しくなったのは。
どんどん難しくなっていく授業。それに比例して伸びる勉強時間。逆にテストの点数は下がっていった。
中学からやっていた大好きなバスケットボールもやめた。
未練がなかったわけじゃない。ただ勉強をしている時間以外が不安で仕方なかった。
そんな生活が続いたある日。
もういいや。ほぼ無意識に言葉が出ていた。
「体調が悪いので保健室に行ってきます」
「やんなっちゃうなぁ...」
ため息と一緒に吐き出した。
「ねえちょっと、うるさい」
それなりに成績が良かったので私立の有名進学校に進学した。
そこからだ。苦しくなったのは。
どんどん難しくなっていく授業。それに比例して伸びる勉強時間。逆にテストの点数は下がっていった。
中学からやっていた大好きなバスケットボールもやめた。
未練がなかったわけじゃない。ただ勉強をしている時間以外が不安で仕方なかった。
そんな生活が続いたある日。
もういいや。ほぼ無意識に言葉が出ていた。
「体調が悪いので保健室に行ってきます」
「やんなっちゃうなぁ...」
ため息と一緒に吐き出した。
「ねえちょっと、うるさい」