保健室にて
どうすればいいんだ。とうとう言葉も出なくなった。
「プッ!」
吹き出したような声が聞こえる。
「勝手に話出したかと思えば、今度は勝手に泣き出す。なんて図々しい奴」
松本くんはハハッと軽く笑う。
「ほらこれ使いなよ」
そういうとハンカチをくれた。
「っ....ありがとう」
少しの静寂の中でわたしはいろんな考えが巡り巡った。
ほぼ初対面の人の前で泣くなんて!しかも男の人。
ああ、でも喋ったら楽になったなぁ。
ムカついたり笑ったり泣いたりしたのもこの学校入ってはじめてかも。
そして最終的にわたしの感情を占めるのは温かい気持ちだった。
「ねえっ!また明日も来ていいかな!?」
「勝手にすれば?」
昨日と変わらないそっけない返事。
でもその顔は柔らかく心地のいいものだった。
「プッ!」
吹き出したような声が聞こえる。
「勝手に話出したかと思えば、今度は勝手に泣き出す。なんて図々しい奴」
松本くんはハハッと軽く笑う。
「ほらこれ使いなよ」
そういうとハンカチをくれた。
「っ....ありがとう」
少しの静寂の中でわたしはいろんな考えが巡り巡った。
ほぼ初対面の人の前で泣くなんて!しかも男の人。
ああ、でも喋ったら楽になったなぁ。
ムカついたり笑ったり泣いたりしたのもこの学校入ってはじめてかも。
そして最終的にわたしの感情を占めるのは温かい気持ちだった。
「ねえっ!また明日も来ていいかな!?」
「勝手にすれば?」
昨日と変わらないそっけない返事。
でもその顔は柔らかく心地のいいものだった。