伝説に散った龍Ⅰ




メロディーがない。



リズムも、未熟。



だけど、みんなの心には、
私が考えた歌はしっかりと突き刺さってくれたみたいだ。



伊「うっ、うぅぅ…」



世「だんだん上手くなってくんだもんなー」



柚「…グスッ」



桃「すごいな芹那。そこら辺のより全然いい曲書いてる。」



爽「うん、すごいね芹那ちゃん。シンガーソングライターってすごく難しいものだ、って聞いたのに。」



烈「…」



爽「烈は?あんなにいい歌聞かせてもらって、感想のひとつもなし?



そんなんじゃ、芹那ちゃんに愛想つかされちゃうぞ?」



烈「…感動した」



爽「くくっ。



本当に面白いね、烈は。」



烈「うっせぇ爽。地獄の底までたたき落とすぞ。」



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