伝説に散った龍Ⅰ












ーー久しぶりの、この感覚。















心地よい懐かしさに、私は体を預ける。



























ハンドルを握る。






エンジンをかけて
ギアを上げた。






























街に繰り出せば、眩しいネオンが飛び込んで




























同時に、緩く口角が上がる。

































「なあおい、これ…」


「聞き覚え、あるよな…」



「1回だけ正月暴走で聞いたんだよ、
間違いねえ」



「…まさか、ほんとに」

























ーー『炎龍』の、ゼッツー。









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