青色の輝き
怪我と白色
なんやかんやで、体育祭の時期に突入した。



俺は補欠なので、出場する予定はない。



俺はただぼーっとグラウンドを見つめるだけ。



あー、保健委員のシフトが入ってたか。



まぁそれぐらい。



こういうイベントごとは好きじゃない。



暑いし、全員パリピになってて。




「礼央〜、あそこにかわいい女の子いるんだけど〜」




光瑠もびっくりするくらいにうざい。




「わかったわかった。1人で行ってこい」



「えー、やだ。礼央と一緒にいるわ〜」




光瑠は諦めて俺の横に座る。




「あー、そういえばさー」



「何」



「栞里ちゃんとさー、夏休み出かけるんだけど一緒に行かね?」




しおりって誰だよ。



初耳だよ。




「誰だそれ」



「あ?あー、バスケ部にいたちっちゃい子」




あーあの小走りの子か。



声の高いいかにも女子、みたいなやつ。
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