青色の輝き
不思議と、あいつを責める気にもなれなくて、結局、中学では200人以上いた学年で1位を守り続け、



県内で一番頭がいい高校に進学した。




妹によると今でも仲井はバスケを続けているらしいし、なんだかんだ楽しくやっているらしい。




バスケを失った俺は、ただのんびりと時間が過ぎるのを待っているだけに過ぎない。




悔しくないわけじゃないのに、涙なんて出なかった。




ただずっと、退院の日まで、ベットの上で空が水色に広がっているのを毎日、見つめているだけだった。
< 30 / 113 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop