青色の輝き
白石は安心したようにストっとソファに落ちる。




…タイミング逃したな。



3年ぶりの再会的なものが母親に潰される俺ってなんなんだ。




というか、白石あんだけ食べといて、まだ食うのかよ。




ほっそいのにびっくりするほど食べるな。



食べたものは一体どこに収まってるんだよ…。



白石はそのあと、母さんが作ったお好み焼きを2枚食べだ挙句、デザートにプリンまで食べていた。



胃袋って不思議だな。




23時。




みんなでオールしようってことになって、ちゃぶ台には、酒とコーヒー、オレンジジュースが並ぶ。



テレビはかなり小さい音で、もうなんでつけてるかわからないぐらい。



女2人は楽しそうに女子会していて、俺はコーヒー飲みながら、黙ってその会話を見つめる。




「あらぁ、礼央のこと抜かしたの結衣ちゃんだったのね〜。




結衣ちゃんって頭いいのね〜」




「そんなことないですよ、つい最近まで勉強してなくて、最下位だったんですから」
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