青色の輝き
「え〜、のあも行く〜」



「来るな」




そうだ、島崎乃亜だ。



なんか、知らんけどモテる子。





「乃亜ちゃんは、違う子と行きなよー。



お友達いないのー?」




「…っ、み、みんなシフトなの〜」




友達はいないらしい。



この性格だからかな。




俺と光瑠は島崎を放置して、白石のクラスに行く。



「礼央モテるなぁ。俺の女の子半分ぐらい持っていかれた」



「全部返したい」



「そうだな、お前が好きなのは結衣ちゃんだけだもんな〜」



「うっせ」




俺は光瑠を殴ると、スタスタと歩き続ける。




そして、白石のクラスの前。



「ここ…まじか」



白石のクラスはまさかのメイド喫茶。



異装届けを出したら、案外なんでも着れるうちの学校ではまれにメイド喫茶が開かれる。



それが今回は白石のクラスだったか…。



主に和菓子が出てくるらしい。



「結衣ちゃんのメイド姿拝めるねー」
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