青色の輝き
その後俺はシフトの時間になって、光瑠に金を渡すと店を出た。



「あ、二井くん帰るの?」



「あぁ、今からシフトなんだよ」



「そうなんだ。じゃあ、時間あいたら私も行こうかな」




そう言って俺に笑いかける白石。



…かわい。




「あぁ、待ってる」




笑って白石の頭をぽんぽんすると、白石は顔を赤くした。




「〜っ、ぜ、絶対行くっ」




顔を赤くしたまま必死にそう言う。




「〜っ」




かわいすぎかよ…。



今すぐ俺のものになってその短いスカートをやめていただきたいものです。




俺は白石に手を振って教室に戻って働き始めた。



昼時間だから、人が多い。



混みすぎだろ。




「いらっしゃいませー」



「わぁ…ほんとにイケメンだ…」



「こちらへどうぞ」




やりにくいったらない。



反応がいちいちうざい。
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