青色の輝き
「…なんかあったら、容赦しない」
「咲久は酷いことしないよ」
一番近くで見ていた姉が、ただ、嬉しそうに微笑む。
「て言うか、咲久って栞里と付き合ってるんじゃねぇの」
「へ?なにそれ。
栞里の彼氏、年上だし、他校だし、咲久と違って小さいしイケメンさんだよ?」
まぁたしかに、咲久はどちらかと言うと、可愛いタイプの顔だし、の割には身長がなかなかある。
と、そんなとき。
文化祭の告げる放送が校内に響いた。
「私、片付け行かなくちゃ。付き合ってくれてありがとうっ」
「あぁ」
「あとっ!
咲久はほんとに未央ちゃんのこと大事にしてるから。
多分、まだキスもしてないと思うよ」
白石はそれだけ言うと手を振って走り去っていった。
未央が、知らないうちに俺の手の中から抜け出そうとしている。
多分、俺に気を使って、それが未央なりの優しさ。
「咲久は酷いことしないよ」
一番近くで見ていた姉が、ただ、嬉しそうに微笑む。
「て言うか、咲久って栞里と付き合ってるんじゃねぇの」
「へ?なにそれ。
栞里の彼氏、年上だし、他校だし、咲久と違って小さいしイケメンさんだよ?」
まぁたしかに、咲久はどちらかと言うと、可愛いタイプの顔だし、の割には身長がなかなかある。
と、そんなとき。
文化祭の告げる放送が校内に響いた。
「私、片付け行かなくちゃ。付き合ってくれてありがとうっ」
「あぁ」
「あとっ!
咲久はほんとに未央ちゃんのこと大事にしてるから。
多分、まだキスもしてないと思うよ」
白石はそれだけ言うと手を振って走り去っていった。
未央が、知らないうちに俺の手の中から抜け出そうとしている。
多分、俺に気を使って、それが未央なりの優しさ。