俺の好きな人は、俺の兄貴が好き。
電車で手をつないだまま適当に寄りかかりつつ立ってて
手つないでる以外は本当にいつも通り、ゆるーい話をしていた。
いつもそうだけど、涼すけといると本当に時間過ぎるのがあっという間で、あっという間に横浜ついて、バスにのってショッピングモールへ移動し、すぐに整理券の列に並んで今回は50番の整理券を受け取り、無事昼飯タイム。
「ん、そうだ。
なんか本当いきなりで悪いんだけど、今日俺んち来ない?」
「え、碧翔んち?なんで?」
「いや、やっぱ連れて来いってうるさくてさー…」
「え!え、じゃあ今日碧翔の家族が揃ってる?」
「え、あー
飛鳥はいないかも」
「いや飛鳥くんは別にいいよ…
え、てかそれってもしかしてASAHIくんもいたり…」
「あーいるな、普通に」
「え!やだ!!」
「いやなんかい!
いやでももう来るの決定系だから」
「えー…
碧翔の家族ってみんな豪華だし、妹ちゃんも可愛いし、こんなちんちくりんが行ってめっちゃ浮きそう…」
「いや全然大丈夫なんじゃん?
咲空も涼すけのこと可愛いって言ってたし
飛鳥にも釣り合ってないって前から言われてるし…」
まじで俺の家族俺のこと貶しすぎ・・・
なんで俺だけこんな残念なんだよ…